波留コーチ、恫喝~僕の率直な意見~

今日の夕方、中日の波留コーチの恫喝が、ネット上で波紋を呼んだ

Twitter上にも個人的な意見を書きましたが

改めて自分の意見を書いてみようと思います。

本当に率直な意見を書くので、御幣を生みかねないかもしれませんが

そのあたりは「それぐらい怒っているんだ」と思っていただければ

結構です。

 

Twitter上にテレビで波留コーチが檄を飛ばす様子が

切り抜かれていたので、実際に見ましたが

まず率直に恐怖を覚えました。

中日vs.日ハムを見ていたけど、たまたまこの時はみてなかったので

ある意味幸運だなとすら思いましたが。

 

立浪監督は、とあるネットニュースの記事では

「気合を入れてくれた。そこが一番大事」とのこと

news.yahoo.co.jp

 

まず単純に今回の騒動は明らかに

波留コーチに問題があると言わざるを得ない

選手に一番近いところで見ているのだから

「こういう球を狙おう」とか

「このカウントではこの球に気を付けよう」といった

戦略的なアドバイスをするのが仕事であって

「ドアホ!!」と怒り狂う気持ちもファンとしてはわかるが

それはガヤのヤジと一緒で、極論バカでもできる

そんなコーチがいるんだから、チーム雰囲気は悪化するし

個人も萎縮すると思うし、事実自分も似たような経験をした

 

部活内で先輩とペアを組んでいて

試合をする中であれがダメこれがダメと言われ

自分の中ではメンタルに来ることが多くて

自分のプレーが全くできなくなって

部活そのものが嫌いになるなんていうこともあった。

 

一般人とプロの世界では次元が違うかもしれないが

あれだけの語気が強く明らかに恫喝ととらえられかねない言動では

頑張ろうと思っていた選手も自分のパフォーマンスが発揮できなくなる恐れすらある

 

そんな波留コーチを擁護するかのような立浪監督も問題だ

個人的には思う。

傍から見れば「檄を飛ばす」なんて軽いものではなく

完全に激高している

実際あれで気合は入ったかもしれないが

それは「絶対勝つぞ!」という意味ではなく

「あのコーチの機嫌を取っとこう・・・」という

完全に不のエネルギーだと、僕は思う。

そんなチームを応援する気にはならない

 

立浪監督は就任当初

「負けていても笑っている選手もいる。そういう雰囲気は変えていかいといけない」

と、チームの引き締めを図っていたと思うが

立浪政権は

「チームの引き締め」と「恐怖政治」をはき違えている

そうとしか考えられない。

 

 

対照的に、BIG BOSS率いる日ハムは

監督のキャラっていう側面も大きく

監督自身の「優勝は目指しません!」という宣言も

関係しているかもしれないが

若手選手も躍動し、チームの雰囲気もとてもよく感じた

 

中日vs.日ハムの試合をテレビやラジオで確認していたが

日ハムの選手は楽しそうで希望がもてるのに対して

中日の選手には覇気も希望も見えず、応援のし甲斐がなく感じる。

 

冷静にみれば、中日と日ハムの戦力は

攻撃面、守備面ともに大きな差はないように思える。

BIG BOSSの2ランスクイズは個人的には象徴的だったが

様々な戦略を駆使して勝たせるのが首脳陣の仕事

対戦機会が少ない交流戦では一概には言えないが

少なくとも今年の対戦では、チームの雰囲気や多様な戦略差が

あまりに大きく影響したと言わざるを得ない。

 

交流戦も終わり、セパ別々の戦いが再開される。

今後このムードが変わることがなければ

チームの勢いは完全に失速するが

裏を返せば、ムードが変わればまだ上位に食い込める可能性がある。

現に阪神は開幕9連敗という絶望的な状況から

あれよあれよと上位に食い込むまで順位を上げている

 

今回のことを首脳陣がどうとらえるかで

前半戦の残りの戦い、ひいてはシーズンの成績に

直結するだろう

仮にこれをもよしとするのなら

どれだけ現役時代の実績がよかろうと

「選手に檄を飛ばすという名の恫喝をする首脳陣」というイメージが先行し

過去の実績が完全に無に帰すことになるかもしれない